手打鍛造のディッシュグリドル 【millio × FEDECA】
お皿としても美しい、取手の取れる鉄フライパン、
その名も「手打鍛造のディッシュグリドル」。
型やプレス機を一切使わず、木槌と金槌を使って手作業で形を作っていく「手打鍛造」。
完成品と見比べながら一つ一つ手しごとで鉄を熱して叩いて形をつくる。感性でバランスを整えていくその仕事は、まさにアーティストです。
鍛冶屋のまち兵庫県三木市で、祖父の代から自由鍛造による農道具の製造を行う安隨誠さん。
暮らしの中でも鍛造品に触れてもらいたい。
そんな思いで始めたブランド「millio」では、代表作の鍛造フライパンをはじめ手打鍛造の技術を活かしたキッチン&インテリア作品を展開されています。
作り手は安隨さんとお弟子さんの2名のみ。本業の農道具づくりの合間を縫って、高温に熱せられた炉の前で、夏の熱い日もただひたすらに、毎日夜遅くまで鉄を鍛え続けています。
手打鍛造のフライパンは、叩くたびに強度が増し、熱伝導率が高まり、蓄熱性も向上します。そして手しごとによる不規則な槌目の凹凸により油が馴染み、焦げ付きを防いでくれます。
蓄熱性が高いので、余熱でじっくり火を通して仕上げたステーキはカリッと焼けて肉の旨味が際立ちます。
熱伝導が高く高温をキープしムラなく加熱できるので、野菜炒めは驚きの美味しさ。旨味が凝縮し、シャキシャキの食感に。
その魅力を広めるため奥様の幸さんと二人三脚で、各地のクラフト市へ出店、そこで出会ったお客様の声に誠実に向き合い、ご夫婦で知恵を出し合いながら様々な製品を生み出してきました。
お客様のアドバイスをもとに開始したSNSをきっかけに、キャンプ愛好家の間で人気に火がつき、今では注文から一年待ちの人気ブランドに。
こうしたお客様の声に真摯に向き合う姿勢や、作品づくりに対する誠実さに呼応する形で、安隨さんのまわりには、
熟練キャンパーさん、レザー職人さん、縫製職人さんなど、才能溢れる仲間が集まり、「新しい価値」を生み出し続けています。
今回、その仲間に私達FEDECAも加えていただくことになりました。
「手打鍛造の魅力を多くの人に知ってもらいたい。」
溶かした鉄を型に流して成型する鋳造や、型を使った鍛造、機械による鍛造など、生産性に優れた方法は確かにあります。
しかし安隨さんは、木槌と金槌による「手打鍛造」にしか表現できない味わい、魅力を伝え、後世に残すことを使命とし、こうした量産化オファーはmillioブランドとしては全て断っているそうです。
すべてが手作業による手打鍛造の仕事は本当に過酷です。
でもそんな大変さを微塵も表に出さず、いつも爽やかな誠さんと、それをしっかりと支える幸さん。
そんなご夫婦と沢山の時間をかけて誕生した、お皿としても美しい、手打鍛造のディッシュグリドル。
この作品を通じて、ご夫婦の思いを、少しでも多くの皆様にお届けできたら、私たちにとっても嬉しいです。
製品仕様
【サイズ】
全長 45.5㎝ (ハンドル装着時) / 外径24.4cm (皿のみ)
重量 約 1050g (ハンドル装着時)
【ハンドル材】
プレーンイペ、名栗イペ / イペ材
マルチカラー / 積層材
プレーンブラック、名栗ブラック、リップルブラック /積層強化木
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