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文章: 刃物で遊ぶ文化をつくる。FEDECAが目指していること。

刃物で遊ぶ文化をつくる。FEDECAが目指していること。

刃物で遊ぶ文化をつくる。FEDECAが目指していること。

木のハンドルを夢中になって削る人。
少しいびつに仕上がった一本を、うれしそうに眺める人。

これまで「It’s my knife」を通じて、刃物に詳しい人だけでなく、それまでナイフをほとんど使ったことがなかった人にも、自分の手で道具をつくる時間を楽しんでいただきました。

その姿を見ながら、私たちは何度も感じてきました。

刃物は、限られた職人や愛好家だけのものではない。
自分の手を動かす楽しさを、誰にでも思い出させてくれる道具なのだと。

FEDECAが掲げるビジョンは、

「刃物で遊ぶ文化をつくる。」

です。

刃物というと、大工や料理人のように、仕事で使う職人の道具を思い浮かべる方も多いかもしれません。

長い修練を重ね、技術を磨き、道具を使いこなす。
そこには、これからも受け継いでいきたい大切な文化があります。

一方で私たちは、刃物にはもっと自由で、身近な楽しみ方があってもよいと考えています。

料理をする。
木を削る。
自然の中で、食事をつくる。
道具を手入れしながら長く使う。

プロのように極めなくても、自分の手を動かし、考え、少しずつできることが増えていく。

そんな時間を、誰もが気軽に楽しめる文化をつくりたいと思っています。


刃物を通じて、生きる力を取り戻す

FEDECAは、大工道具や刃物の産地として知られる兵庫県三木市で生まれました。

私たちのミッションは、

「刃物を通じて、生きる力を取り戻す。」

刃物は、ものを切るためだけの道具ではありません。

素材に触れる。
自分の手でかたちを変える。
どうすればうまくいくかを考える。
失敗しながら、自分なりの答えを見つけていく。

刃物を使うことには、人が本来持っている感覚や創造性を呼び覚ます力があります。

けれど、暮らしが便利になるにつれて、自分の手でものをつくる機会は少しずつ減ってきました。

だから私たちが考えてきたのは、刃物が好きな人にどう届けるかだけではありません。

まだ刃物に興味を持っていない人と、どうすれば刃物を通じて仲良くなれるか。

FEDECAのものづくりは、そこから始まっています。


「削るは楽しい。」から始まった


(写真)It's my knifeリリース当時に制作した「削るは楽しい。」のフライヤー

2016年、現在のナイフシリーズの原点となった、木のハンドルを自分で削って仕上げるナイフキット「It’s my knife」が誕生しました。

この名前は、Bon Joviの楽曲「It’s My Life」から着想を得た、遊び心のある言葉遊びから生まれたものです。

「自分の人生」という言葉を、「自分のナイフ」に置き換える。

自分の手で削り、自分だけの一本をつくる商品に、これ以上ない名前だと考えました。

コンセプトは、「削るは楽しい。」

完成した製品を手に入れるだけではなく、自分の手で木を削り、自分だけの道具をつくる。

刃物の扱い方や、ものづくりの面白さを、難しい技術ではなく「遊び」として伝えたいと考えました。

完成したハンドルは、一つとして同じものになりません。

削り跡をそのまま残す人もいれば、色を塗ったり何度も磨いて滑らかに仕上げる人もいます。その違いを見て、私たちは「道具をつくる時間そのものに価値がある」と実感しました。

自分でつくった道具には、自然と愛着が生まれます。
少し不格好でも、それは自分だけの一本です。

私たちが届けたかったのは、ナイフという製品だけではなく、道具と親しくなる体験でした。


完成品を求める声から、折畳式料理ナイフへ

一方で、「削るのは難しそう」「まずは完成した道具を使いたい」という声も多くいただきました。

そこで、「It’s my knife Folding」で培った「折り畳める包丁」という発想と実用性を受け継ぎ、誰もがすぐに使える完成品として磨き上げたのが、現在の折畳式料理ナイフです。

外で料理をする。
仲間と食卓を囲む。
自然の中で自分の手を動かす。

一本の刃物をきっかけに、新しい楽しみ方や、人とのつながりが生まれていきました。

 

FEDECAとの入口は、刃物だけでなくていい

一方で、ナイフだけを届けていては、出会える方がどうしても限られてしまいます。

FEDECAが目指しているのは、刃物が好きな人のためだけのブランドではありません。

キャンプを楽しむ。
クラフトを楽しむ。
料理やコーヒーを楽しむ。

道具をきっかけに、自分の手を動かす時間や、そのまわりにある体験まで楽しんでほしいと考えています。

イベントに立っていると、ナイフには少し距離を感じていた方が、トングやコーヒー道具をきっかけにFEDECAを知ってくださることがあります。

その後、刃物にも興味を持ち、「使ってみたい」と話してくださる。

そんな姿を見て、私たちは、FEDECAとの入口は刃物だけでなくてよいのだと気づきました。

そこで、トングやカトラリー、コーヒー道具など、刃物のまわりにある時間を楽しむための製品へと、ものづくりを広げてきました。


なくても暮らせる。けれど、遊びを豊かにしてくれる

FEDECAには、休日に刃物をカジュアルに楽しんでいるスタッフがいます。

山に入り、伐採したばかりの生木を削って、器やスプーンをつくる。
家族のために料理をふるまう。
少し遠くまで出かけ、自然の中でキャンプ料理を楽しむ。
釣った魚を、その場でさばいて味わう。

楽しみ方はそれぞれですが、そこにはいつも刃物があります。

今の暮らしでは、木を削ったり、屋外で料理をしたりしなくても、生活に困ることはありません。

なくても暮らせる。
けれど、あることで時間が豊かになる。

自分の手で木を削る。
食材を切り、誰かのために料理をつくる。
自然の中で工夫しながら過ごす。

そこに刃物が加わることで、遊びはより深く、自由で、創造的なものになります。

 

創作活動は、高度な遊び

絵を描くことも、料理をすることも、木を削ることも、コーヒーを淹れることも、素材と向き合い、自分の手でかたちにしていく行為です。

上手い、下手だけでは測れない。
試し、工夫し、自分なりの答えを見つけていく。

私たちは、こうした創作活動こそ、人にしかできない豊かな遊びだと考えています。

FEDECAが届けたいのは、ただ切れる刃物ではありません。

切る楽しさ。
削る楽しさ。
つくる楽しさ。
手入れをしながら、道具と長く付き合う楽しさ。

私たち自身が感じているこの楽しさを、もっと多くの人に届けたい。

刃物と人との新しい接点をつくり、誰もが気軽に刃物を楽しめる社会へ。

刃物で遊ぶ文化をつくる。

その未来に向けて、FEDECAはこれからも、道具と体験を届けていきます。

 

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なぜFEDECAは、刃研ぎを無料で続けるのか。

なぜFEDECAは、刃研ぎを無料で続けるのか。

FEDECAでは、対象の刃物製品について、刃研ぎを無料で承っています。 切れ味が落ちたとき。もう一度、気持ちよく使いたいと思ったとき。しまい込むのではなく、また手に取っていただけるように。 私たちは、刃研ぎというかたちで、道具と長く付き合うお手伝いをしています。

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「削るは楽しい。」から「刃物で遊ぶ」へ。折畳式料理ナイフが生まれるまで

「削るは楽しい。」から「刃物で遊ぶ」へ。折畳式料理ナイフが生まれるまで

大工道具のまち三木で、「削るは楽しい。」から始まったFEDECA。自分で仕上げるナイフキット「It’s my knife」から、実用性を磨いた折畳式料理ナイフへ。2019年のクラウドファンディングで800万円を超える応援を集め、アウトドア市場へ広がった歩みをご紹介します。

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